熊本大学健康長寿代謝制御研究センター

熊本大学

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組織・研究室紹介 組織・研究室紹介
センター図解

研究室

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代謝・循環研究部門

病態生化学講座

山縣 和也 教授

サーチュインはNAD+依存性の脱アシル化酵素であり、加齢のプロセスや老化関連疾患の発症に深く関与しています。私たちはサーチュインの一つであるSIRT7に着目した老化研究を展開しています。

分子遺伝学講座

尾池 雄一 教授

①実質細胞と間質細胞の細胞間相互作用による恒常性維持機構と、その変容である「慢性炎症」と「加齢関連疾患」の連関解明。
②加齢に伴う「ミトコンドリア機能低下」と「個体老化」、及びこれに続く「加齢関連疾患」の発症・進展の分子基盤解明。
③上記研究成果に立脚した「加齢関連疾患」に対する新規治療法開発を目指す。

代謝内科学講座

荒木 栄一 教授

熱ショック応答経路活性化や新規同定miRNAの糖尿病診療への応用、動脈硬化症発症・進展へのマクロファージ増殖の意義解明と動脈硬化症治療への応用など、各種代謝疾患の新規治療法確立を目指している。

循環器内科学講座

辻田 賢一 教授

心臓病や血管病といった循環器疾患は健康長寿を妨げる大きな障壁です。同時に心血管は加齢の影響を強く受けます。我々は動物モデルを用いた基礎研究で心血管の加齢現象のメカニズムを解明し、大規模臨床試験によって新規治療戦略を開発しています。多くの臨床の患者様、臨床検体を有しており、国内の循環器研究をリードしています。

細胞病理学講座

菰原 義弘 准教授

当教室ではがんやメタボリックシンドロームなど幅広い疾患におけるマクロファージの役割について研究を行っています。特に、病理検体を用いた研究解析に力を入れています。

細胞医学分野

中尾 光善 教授

ストレス誘導性の細胞老化におけるエピゲノム-エネルギー代謝の協調的な制御について研究を推進する。細胞老化を防御するメチル基転移酵素が、老化関連性の代謝リモデリングに関わることを明らかにしている。

心臓発生研究室

有馬 勇一郎 特任准教授

出生前後の環境は、成人後の生活習慣病の発症に影響を及ぼします。心臓発生研究室では周産期環境の変化が臓器に及ぼす影響を明らかにし、健康長寿社会を実現するために必要となる先制医療戦略を提案します。

がん・幹細胞研究部門

消化器外科学講座

馬場 秀夫 教授

加齢に伴う発癌過程には、DNAダメージ修復機構や免疫機構などの機能低下が深く関わっています。私たちのグループは、特に加齢に伴う消化器がん発癌リスクの軽減に向けた基盤研究をおこなっていきます。

シグナル・代謝医学講座

諸石 寿朗 教授

私たちの研究室では、からだの健康を維持する仕組みを理解することを目標に、がん・免疫・代謝をキーワードとして長寿研究に取り組んでいます。これらの基礎医学研究をもとに革新的治療法を開発し、健康長寿社会の実現をめざします。

幹細胞ストレス分野

滝澤 仁 特別招聘教授

老化に関連した造血幹細胞と骨髄ニッチの機能変容の理解
生涯造血を担う造血幹細胞は老化過程にその機能を変えていく。具体的には自己複製能の低下、骨髄球細胞への分化促進、遺伝変異の蓄積などが見られ、それらの機能変化が免疫機能の低下や造血器腫瘍の発症率の上昇につながると考えられる。我々は内因性または外因性因子を介した造血幹細胞老化について細胞分裂動態の観点からを研究している。

消化器内科学講座

田中 靖人 教授

我々のグループは、ウイルス感染や生活習慣による肝臓の慢性炎症・線維化の早期診断、炎症性発癌をテーマに、臨床検体、動物モデルを用いた、臨床に直結する独創的な研究を展開し、国民の健康・長寿に貢献します。

神経・感覚・運動器研究部門

脳神経内科学講座

植田 光晴 教授

アミロイド―シスと老化の研究
老化に関係した生体現象には、動脈硬化、石灰化、癌化などがあるがこれに加え、アミロイド化も大変重要である。老化関連アミロイド―シスは、アルツハイマー病や、パーキンソン病に代表されるが、当分野では、そうした疾患の病態解析、治療に加え、新たな老化関連アミロイド―シスの探索も行っている。

分子生理学講座

富澤 一仁 教授

RNAモドミクスによる老化と加齢関連疾患発症機構の解明
トランスファーRNA(tRNA)は複雑多彩な化学修飾を受け、それによりタンパク質翻訳の質と量が制御されています。私たちは沢山の種類のtRNA修飾を一度に解析する方法を開発しました。本センターでは、この技術を用いて、老化および糖尿病や緑内障などの加齢関連疾患発症機構の解明を目指します。

知覚生理学講座

宋 文杰 教授

知覚生理学分野では聴覚の研究を進めている。聴覚は最も加齢の影響を受けやすい感覚系で、青年期から高周波の感度が低下していく。当分野では基礎研究に力点を置きながら、加齢性難聴の原因解明と治療法の開発も視野に入れつつ研究を進めている。

分子脳科学講座

岩本 和也 教授

当分野では、加齢に伴ってゲノムDNAに生じるエピゲノム修飾や体細胞変異の研究を通して、認知症や気分障害を中心とした精神神経疾患の病因・病態研究、早期診断法の開発を行っていきます。

眼科学講座

井上 俊洋 教授

加齢に伴い発症、進行する緑内障による失明を克服するための研究を行なっています。薬物と手術の両面から眼圧下降を行う現在の治療法の改善に取り組むとともに、神経保護などの新しい治療方法開発を目指します。

整形外科学講座

宮本 健史 教授

加齢に伴う筋・骨格系の衰えは、単なる老化ではなく、骨粗鬆症やサルコペニアなどの疾患として対応する必要があります。我々は、これらの加齢性疾患の病態を解明し、新たな制御法の開発を進めています。

筋発生再生分野

小野 悠介 准教授

当分野は、加齢にともなう筋脆弱化(サルコペニア)に対する新たな予防治療法の創出を目指し、骨格筋の可塑性や再生の分子基盤の解明に取り組んでいます。

皮膚再生・老化学講座

佐田 亜衣子 特任准教授

加齢に伴う幹細胞の機能低下は、ステムセルエイジングと呼ばれ、老化の原因の一つとして提唱されています。私たちは、幹細胞の観点から、皮膚、口腔、眼など、上皮組織の再生と老化のメカニズムを探ります。

老化モデル研究部門

老化・健康長寿学講座

三浦 恭子 准教授

ハダカデバネズミ(デバ)はマウスと同等の大きさながら約30年の長寿命であり、老化耐性・がん化耐性の特徴をもつ。本分野は、日本で唯一のデバ飼育・研究拠点であり、デバ特異的な老化耐性・がん化耐性機構の解明を目的とする。

疾患モデル分野

荒木 喜美 教授

CRISPR-Casや部位特異的組み換えなど様々な手法を取り入れた遺伝子操作手法の開発、それらを応用した疾患モデルマウスの作製、個体レベルの遺伝子機能解析を行うとともに、遺伝子改変マウス作製支援を行なっている。

疫学研究部門

公衆衛生学講座

加藤 貴彦 教授

人の健康・疾病状態は、遺伝要因と生活習慣を含めた環境要因の複雑な交互作用の結果として決定される。本研究室では、疾病発生の原因となる遺伝要因・環境要因の探索を目的とした研究を行っている。環境要因に対する遺伝的感受性要因を明らかにすれば、疾病を引きおこす環境要因の正確な同定とそのリスクの定量化が可能となる。現在、主に次のような研究プロジェクトにとりくんでいる。1)発がんメカニズムにおける遺伝-環境交互作用に関する分子疫学研究 2)環境中の化学物質が子どもの成長や発達に与える影響に関する疫学疫究

神経精神医学講座

竹林 実 教授

神経精神科では、熊本県荒尾市において、認知症の危険因子の解明と予防方法の確立を目的に、地域在住高齢者を対象としたコホート研究を行っています。本研究は、1万人以上の高齢者を対象とした、全国8つの大学の多施設共同研究です。

データサイエンス・オミクス解析研究・支援部門

健康長寿研究・支援部門

研究紹介

津山 友徳 特任助教

糖尿病患者は加齢とともに急激に増加することが知られております。膵臓にあるβ細胞は血糖降下作用をもつホルモンであるインスリンを分泌する細胞であり、血糖調節において中心的な役割を果たしておりますが、加齢とともにどのように変化していくのかについてはほとんど解明されておりません。現在私はオミクス解析を駆使することでβ細胞の加齢性変容の特徴を明らかにしてきております。将来的にはβ細胞の加齢性変容過程を制御することで加齢に伴う糖代謝異常を予防・治療するための方法の開発につなげていきたいと考えております。

 

福田 一起 特任助教

加齢や疾患により筋肉量が低下し、日常生活を独力で維持できない状態のことをサルコペニアと言い、このサルコペニアを予防することが、健康寿命の延伸につながると考えられています。当センターでは地域自治体の協力の下、食事療法と運動療法の介入によるサルコペニア予防を目的とした臨床研究を主導しています。その他、健康寿命の延伸を目的とした地域での取り組み(学術相談・セミナー開催)や、糖尿病専門医として、地域での糖尿病啓発活動(セミナー開催・糖尿病検査の実施)を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

 

梶谷 直人 特任助教

日本は高齢社会を迎え、急増する認知症が大きな社会問題となっています。また近年のコロナ禍におけるうつ病の増加も問題になっています。これら問題の対策を講じる上で、疫学研究によって地域住民の各種疾患の実態を把握し、その危険因子・防御因子を明らかにすることが必要不可欠です。私は、健康長寿社会の実現を目指した大規模認知症コホート研究に参加しており、本研究では、全国8地域から抽出する地域高齢者1万人を対象に統一化された方法で、収集されたエンドポイント(認知症、うつ病、死亡など)の情報を縦断的に調査します。これらで得られたデータから、認知症やうつ病の危険因子の解明と予防方法の確立を目指します。

©2018 Faculty of Life Sciences Kumamoto University.