臨床病態解析学講座 戻る
Department of Molecular Laboratory Medicine
部 門 総合医薬科学部門
分 野 生体情報分析医学分野
ホームページ http://www2.kuh.kumamoto-u.ac.jp/Mol_Lab_Med/



教授 松井 啓隆
准教授 神力 悟
研究テーマ
【研究プロジェクト名および概要】
  1. 造血器腫瘍発症メカニズム解明に向けた研究
    1. リボソームRNAプロセシング制御システムの造血細胞分化・増殖への関与に関する研究
    2. 染色体大領域欠損による造血器腫瘍発症モデルの確立
    3. DNAメチル化制御異常による造血細胞クローン化機序の解明
    4. 新規キメラ遺伝子の単離と白血病発症への寄与に関する研究
  2. 固形癌の病態解析と新規診断・治療法の開発
    1. 頭頸部癌、乳癌、脳腫瘍、消化器癌などにおける癌の発生・進展機構の解明
    2. Tumor cell dormancyの分子機構の解明と転移・再発に対する新たな診断・治療法の開発
    3. 新たな腫瘍マーカーの開発
    4. 個別化治療に向けた新たな病態診断システムの開発
  3. 非侵襲的心機能評価の研究
    1. 新たな解析手法を用いた超音波検査による心アミロイドーシスの評価に関する研究
    2. 非侵襲的検査を用いた心筋虚血の検出に関する研究
    3. 超音波検査を用いた心機能評価に関する研究

 臨床病態解析学は、臨床応用につながる新しい検査法の開発を視野に入れ、様々な疾患の病態解明を目指す研究講座である。平成27年3月より、血液腫瘍学を専門とする松井が、また同年5月からは種々の癌を専門とする神力が着任し、以下のような研究を進めている。1.骨髄異形成症候群の早期診断を可能にする腫瘍マーカーの開発、2.体細胞遺伝子変異の獲得を背景に生じるリボソームストレスの造血や腫瘍化への影響とその分子基盤解明、3.癌細胞の静止期維持機構とその転移・再発への関与に関する基礎研究、4.生理学的検査手法による循環器疾患の病態解析。ゲノミクス・エピゲノミクス・プロテオミクスをはじめとする先進的な実験手法を積極的に取り入れ、臨床検査医学の発展に寄与する病態解析を推進する。

(図:リボソームプロセシング変異体の導入によるpre-rRNA発現の変化: 半定量的PCR解析による)

 The department of molecular laboratory medicine is established for elucidating mechanisms underlying various diseases at molecular level aiming at the development of new diagnostic strategies that can be utilized for clinical applications. The projects in this department are as follows; 1. The development of tumor markers for early diagnosis of myelodysplastic syndrome, 2. The elucidation of molecular mechanisms by which ribosomal stress affects hematopoiesis and oncogenesis in hematopoietic stem/progenitor cells, 3. Basic research in the tumor cell dormancy and its involvement in the metastasis and recurrence, 4. The elucidation of mechanisms underlying cardiovascular diseases by means of physiological approaches. Our research approaches include "omics" technologies such as genomics, epigenomics, transcriptomics, and proteomics.