形態構築学講座では、熊本大学大学院 生命科学研究部 生体微細構築学講座(若山 友彦教授)と協働し、人体発生学、肉眼解剖学、および神経解剖学の講義、ならびに骨学実習と解剖実習を担当しています。
解剖学は、人体の精緻な構造を理解するための学問であり、医学の揺るぎない基盤です。解剖実習は、教育と研究の発展のためにご遺体の提供を決意された方々、そしてそのご家族の崇高な志と深いご厚意によって支えられています。私たちは講義・実習を通じて、この想いへの畏敬と感謝を胸に刻み、託された使命感を育むことこそが何より重要であると考えています。
また、解剖実習で自ら組織を丁寧に剖出し、構造を同定する経験は、「正しくものを見る」観察眼を磨く大変貴重な機会です。この鍛錬は、医師としての思考過程の形成、さらには研究者としての視点の涵養にも直結します。解剖学教育の実践においては、こうした学びの本質を大切にしながら、未来の医療と生命科学を担う人材育成に取り組んでいます。
本講座は、熊本白菊会との長い歴史のもとに築かれた深い信頼関係を礎に、より良い医師・研究者の育成に尽力してまいります。熊本白菊会の活動については、こちらよりご覧いただけます。
さらに、解剖学教育は教室のみの努力で成し得るものではありません。熊本における熊本大学では、技術部門の専門技術ワーキングチーム、ならびに生命科学系事務部の皆様の支援のもと、円滑で持続可能な実習運営の体制を整えています。多くの方々のサポートにより成り立つ教育環境を大切にしながら、安心・安全かつ丁寧な実習の提供に努めています。