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令和5年度 熊本大学医学部医学科 オープンキャンパス 地域枠希望者向け説明会

当日の質疑応答

医師としてのキャリア・勤務関係

「総合診療医」について、内科や小児科との違いがよく分からず、あまりイメージが湧かない。具体的にどんな仕事をするのか。
「総合診療医」を一言でいうと、プライマリ・ケアを行う医師。内科や小児科とオーバーラップする部分は多いが、特徴的なのは、年齢、疾患を幅広く診ることと、更に、病気の前の予防から病気の後のケアまで、長いスパンで俯瞰して見ることが求められること。高度な医療が必要な場合には相応の病院につなぐこともあるが、地域で完結できることは地域で完結させることを基本として対応する。
外科と産婦人科など、複数の診療科を選ぶことはできるのか。
複数の診療科を選ぶことは、制度上不可能ではないが、実際にはかなり難しい。外科と産婦人科は、研修を同時進行で受けることができないので、外科の研修を数年やり、その後産婦人科を数年、ということになる。しかし、専門医資格は取得するだけでなく、その後5年間程度で更新する必要もあるので、両方の資格を取得し、かつ維持するというのは現実的ではない。 ただし、総合診療と内科・救急科など、同時進行で研修を受けられ、両方取得・維持するのが可能な診療科もある。
勤務地は、自分が希望するところを選べるのか。
地域枠の方は、基本的に、将来、大学のいずれかの医局(診療科)に所属し、その中の人事で勤務先が決まる。自身の希望を踏まえて、各病院等と調整された上で勤務先が決まるので、希望通りにならない場合もある。

義務年限関係

留年した場合、義務年限は延びるのか。
6年間を超えて貸与を受ける場合は、義務年限が延びる。ただし、留年した場合は、7年目以降も貸与を受けるか、6年目までで貸与を停止するか、選択してもらうことになっている。貸与期間が延びなければ、義務年限が延びることはない。
義務年限中、結婚や出産することもあると思うが、産休や育休を取ることは可能か。
産休・育休どちらも取得することは可能。
産休は、義務年限に入るので、義務満了が先延ばしにならない。育休は、義務年限には入らないので、その分義務を終えるのが先延ばしになる。
実際に、出産・子育てをしながら地域で勤務している医師も増えてきている。義務満了時期が延びないよう、産休だけで現場に復帰している方もいれば、義務満了時期は延びるが1年間育休を取っている方もいる。