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東海大学・熊本大学連携シンポジウムを開催しました

 2024年2月1日に「東海大学・熊本大学連携シンポジウム~東海大学-熊本大学間連携・共同研究の具現化に向けて~」を対面とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。

 両大学は、教育・研究の一層の充実並びに国際・地域社会の発展及び人材育成に寄与することを目的として包括的連携協定を締結しており、医学分野においても双方の医学部長らが互いの大学を訪問し、意見交換や施設見学を行うなどして交流を図っています。今回のシンポジウムは、さらなる連携強化・共同研究推進のため、その具現化に向けた両大学の研究紹介を目的に開催したものです。

 まず、本学の尾池雄一医学部長と東海大学の森正樹医学部長からそれぞれ開会のあいさつがあり、「シンポジウムを通じて共同研究の推進が図られること」、「両大学の存在価値を高める連携に発展すること」への期待が述べられました。

 続いて、基礎医学系テーマとして、本学の尾池雄一教授(医学部長)が、「健康寿命延伸を目指す老化研究」と題し講演。東海大学からは中川草准教授が、「“ポストコロナ”時代におけるワンヘルスのためのメタゲノム研究」をテーマに講演を行いました。さらに、臨床医学系テーマとして、本学の坂上拓郎教授が、「抗腫瘍効果を発揮する酪酸菌の免疫学的作用機序の解明」をテーマに、東海大学の後藤信一講師は、「多次元医療情報を活用した診断補助技術の開発~人工知能の可能性と限界~」をテーマに講演しました。

 最後に、本学の馬場秀夫病院長が、「東海大と熊本大のさらなる連携強化と発展を期待しています」と閉会の言葉を述べました。

 会場となった熊本大学病院第一会議室には、東海大学から森正樹医学部長、飯田政弘病院本部長、渡辺雅彦医学部付属病院長、荒木朋洋教授(熊本キャンパス)をはじめとする教職員の参加があり、対面とオンライン合わせて両大学から100名を超える教職員、学生らが聴講し、各講演後には活発な質疑応答・意見交換が行われました。

 また、翌2日には本学黒髪キャンパスにある重要文化財の五高記念館、化学実験場及び工学部研究資料館を見学し、東海大学の先生方に本学についての理解を深めていただく良い機会となりました。

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