2026年4月1日付で、服部一輝先生が分子薬理学講座の教授に就任され、辞令交付式を執り行いました。
服部教授は2008年に東京大学薬学部を卒業後、2013年に同大学大学院薬学研究科を修了し、博士(薬学)の学位を取得されました。その後、同大学の一條秀憲先生の研究室にて特任研究員、特任助教、助教として研鑽を積まれ、2018年にマサチューセッツ工科大学(MIT)及びブリガム・アンド・ウィメンズ病院に研究員として留学、帰国後は東京大学先端科学技術研究センターにて特任研究員及び特任助教を歴任されました。
研究面では、生体内における生命現象のメカニズム解明をテーマに研究を進められており、主な成果として、ASK1分子のノックアウトマウスがエネルギー代謝に異常があることの発見とそのメカニズムの解明が挙げられます。また、パネート細胞分化を誘導する化合物のスクリーニングによる同定や、マイクロ流体技術を用いて細胞分裂時に特に細胞外小胞が多く分泌されることを解明されるなど、独創的な研究を展開されています。これらの業績は高く評価され、AMED PRIMEや科研費などの競争的資金にも継続して採択されるなど、次世代を担う研究者として確固たる基盤を築かれています。
教育面では、薬学のバックグラウンドを生かした薬理学教育や大学院生への研究指導に強い意欲を示されており、今後の更なる教育・研究活動の発展が期待されます。
今回の教授就任を心より歓迎申し上げますとともに、服部教授のリーダーシップにより、伝統ある本講座がより一層飛躍を遂げることを切に願っております。
医学部長/大学院生命科学研究部長 尾池雄一
