2026年5月1日付で、内藤宏道先生が救命救急・災害医学講座の教授に就任され、辞令交付式を執り行いました。
内藤教授は2001年に岡山大学医学部を卒業後、岡山大学医学部附属病院、広島市民病院、津山中央病院救命救急センター等において、臨床経験を積まれました。2009年には岡山大学大学院医歯薬総合研究科麻酔科蘇生科専攻に進学され、ラット脳虚血モデルを用いた虚血性脳障害の保護機序に関する研究に取り組まれました。2013年に博士(医学)の学位を取得された後、2014年から米国ピッツバーグ大学の救急科へ留学され、心停止後脳障害の病態や治療に関する研究に従事されました。帰国後は岡山大学病院救急科に所属し、救急医療、災害医療に関する診療・教育・研究に幅広く携わってこられました。
研究面では、虚血再灌障害に関する基礎研究に従事するとともに、心停止後症候群に関する多施設共同研究や国際共同研究を中心的に推進されており、岡山大学では心肺停止患者に対する体温管理療法に関する多施設研究の主任研究者として研究を主導されてきました。
診療・管理運営面では、岡山大学病院高度救命救急センター副センター長として、重症救急患者の診療及び救急患者受入体制の整備や運営を通してセンターの立ち上げに貢献されてきました。
教育面においては、岡山大学において救急科専攻医を増加させたように、本学においても、学生や初期研修医への指導のみならず、専攻医の確保・育成に強い意欲を示されています。また、大学院生への研究指導経験も豊富であり、世界を牽引する「Academic Emergency Physician」の養成を高く掲げられています。
今回の教授就任を心より歓迎申し上げますとともに、内藤教授のリーダーシップのもと、救命救急・災害医学講座が、本学ひいては熊本県の救急・災害医療、教育研究の中核として発展されることを大いに期待しております。
医学部長/大学院生命科学研究部長 尾池雄一
